世界遺産リスト一覧

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世界遺産リストへの推薦から登録 世界遺産リストへの登録
  までの流れ

  1. 国内の審査で世界遺産にふさわしいかを判断し、5年〜10年かけて候補地を世界遺産委員会に推薦する。
    これが世界遺産暫定リストです。
  2. それぞれのカテゴリー(文化遺産、自然遺産、複合遺産)に推薦された候補地は世界遺産委員会より、厳重な調査が数ヶ月〜数年かかります。
  3. 年に一度開催される世界遺産委員会で基準をクリアした候補地だけが世界遺産へと登録されます。

世界遺産について

「世界遺産とは、全人類のかけがいのない地球の宝物であり、そこに国境はない」

世界遺産とは、1972年のユネスコ総会で採択された 世界遺産条約 に基づいて、世界遺産リストに登録された遺跡や景観、そして自然など、人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」(Outstanding universal value)を持っていることを前提条件とする、人類共通の宝物。
それは、過去から引き継がれた貴重な遺産を失うことなく、次の世代に受け継いでいくための重要な活動なのです。

世界遺産条約の正式名称を 「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」 といい、条約締結国189ヶ国、世界遺産保有国は159ヶ国、計981ヶ所が指定されています。
(2013年6月現在)  日本は1992年、124番目の加盟国となっています(当初は125番目)

これらの遺産を保護するため、世界各国が国際理解のもとに支援、援助を行っています。

これらの世界遺産は、下記に示す3種類があり、一定の基準を満たした有形の不動産が対象となっています。 参考:世界遺産の登録基準
その他、その3種類に共通する1つの特別枠があります。

世界文化遺産の登録基準

文化遺産

 ‥ 759ヶ所
  • 人間の創造的才能を表す傑作であること。
  • ある期間、あるいは世界のある文化圏において、建築物、技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展において人類の価値の重要な交流を示していること。
  • 現存する、あるいはすでに消滅してしまった文化的伝統や文明に関する独特な、あるいは稀な証拠を示していること。
  • 人類の歴史の重要な段階を物語る建築様式、あるいは建築的または技術的な集合体、あるいは景観に関する優れた見本であること。
  • ある文化(または複数の文化)を特徴づけるような人類の伝統的集落や土地利用の優れた例であること。特に抗しきれない歴史の流れによってその存続が危うくなっている場合。
  • 顕著で普遍的な価値をもつ出来事、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連があること。(極めて例外的な場合で、かつ他の基準と関連している場合のみ適用)

世界自然遺産の登録基準

自然遺産

 ‥ 193ヶ所
  • 生命進化の記録、地形形成において進行しつつある重要な地質学的過程、あるいは重要な地形学的、自然地理学的特徴を含む、地球の歴史の主要な段階を代表する顕著な例であること。
  • 陸上、淡水域、沿岸・海洋生態系、動・植物群集の進化や発展において、進行しつつある重要な生態学的・生物学的過程を代表する顕著な例であること。
  • ひときわ優れた自然美および美的要素をもった自然現象、あるいは地域を含むこと。
  • 学術上、あるいは保全上の観点から見て、顕著で普遍的な価値をもつ、絶滅のおそれのある種や野生状態における生物の多様性の保全にとって、最も重要な自然の生息・生育地を含むこと。

世界複合遺産の登録基準

複合遺産

 ‥ 29ヶ所
  • 上記(文化遺産、自然遺産)の全てを備えていること。

危機遺産の登録基準

危機にさらされている遺産(危機遺産)

 ‥ 44ヶ所
  • 世界遺産のなかには、武力紛争や自然災害、大規模工事、都市・観光開発、密漁などによって危機に瀕して いるものがあります。こうした世界遺産は、「危機にさらされている世界遺産リスト(危機遺産リスト)」に登録され、保護、修復の対象となります。
    詳細List of World Heritage in Danger
世界遺産(文化遺産、自然遺産、複合遺産、危機遺産)の登録数 一覧 2013年6月現在のデータ
世界遺産委員会 新規登録・削除 一覧世界遺産委員会 会議結果(新規登録・削除物件 一覧)
2009年 2010年 2011年 2012年 2013年

ユネスコの活動と歴史

UNESCOとは、United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization の頭文字で、日本語では 「国際連合教育科学文化機関」 と言います。
ユネスコは、第二次世界大戦後、1946年に、人類が二度と戦争の惨禍を繰り返さないようにとの願いを込めて、各国政府が加盟する国際連合の専門機関として創設され、パリに本部を構えます。日本は1951年に60番目の加盟国となりましたが、そのきっかけとなったのは全国規模の民間運動でした。

「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」 (UNESCO憲章前文より) というUNESCO憲章の趣旨が、人びとの心に共鳴し、行動を起こさせたのです。

加盟各国内にはユネスコ国内委員会が設置されています。日本では文部科学省内に「日本ユネスコ国内委員会」が置かれ、「日本ユネスコ協会連盟」を中心とする民間ユネスコ活動とともに官民一体となった活動を繰り広げています。

日本の世界遺産 暫定リスト

世界遺産条約を締約した国は、将来世界遺産リストに登録する計画のある物件を「暫定リスト」としてユネスコに提出します。事前に暫定リストに記載されていないと、世界遺産委員会へ推薦書を提出しても審査されません。なお、世界遺産リストへの推薦は、各締約国政府が責任を持って行うもので、個人や団体による推薦はありません。

日本の暫定リスト
  • 古都鎌倉の寺院・神社ほか (神奈川県、平成4年)
  • 彦根城 (滋賀県、平成4年)
  • 富岡製糸場と絹産業遺産群 (群馬県、平成19年)
  • 飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群 (奈良県、平成19年)
  • 長崎の教会群とキリスト教関連遺産 (長崎県、平成19年)
  • 国立西洋美術館本館 (東京都、平成19年)
  • 北海道・北東北の縄文遺跡群 (北海道、青森、岩手、秋田各県、平成20年)
  • 九州・山口の近代化産業遺産群 (福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島、山口県、平成20年)
  • 宗像・沖ノ島と関連遺産群 (福岡県、平成20年)
  • 金を中心とする佐渡鉱山の遺産群 (新潟県、平成22年)
  • 百舌鳥(もず)・古市古墳群 (大阪府、平成22年)
ユネスコの世界遺産と活動説明・概要