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カトマンズの谷

  1979年登録 / 文化遺産

カトマンズは、ヒマラヤ山脈の南、標高1336mに位置するネパールの首都。 北は中国のチベット自治区のラサ(拉薩)と、南はインドのパトナ、カルカッタ方面からの鉄道終点ラクサウルの町と、それぞれ舗装道路で結ぶ。

ネワール王朝時代の旧王宮地区に残る宮殿や仏教寺院(1549年建造)の精巧な建築、その近くにあるチベット仏教のボーダナート寺院などは有名である。
チベットとインドの交易の拠点であるこの街は、723年に開かれて以降、地元の商才にたけたネワール族の王によって統治されてきた。15世紀になると、3人の王子がカトマンドゥ、バクタブル、パタンに王国をつくりカトマンズ盆地を治めた結果、各王国が競って美しい寺院等を建立し、伝統工芸などのネワール美術がこの時期に完成された。

しかし1768年、北インド由来のグルカ王朝によるネパール統一の際に征服され、ネパール王国の首都となった。
1934年には地震で壊滅的な被害を受ける。カトマンズはネパール有数の観光都市だが、80年代から都市化現象が目立ち、車両の増加による大気汚染やゴミ問題が深刻になっている。
こうした、近年の無秩序な開発から景観が破壊されており、財政難から修復・保護のめどが立たなかったため、2003年危機遺産に指定されるが、2007年に危機遺産の指定を解除されている。

ユネスコに登録されている“カトマンズの谷”には、カトマンズ、パタン、バクタプルの3つの古都、ヒンドゥー教と仏教の建造物群が登録対象となっている。

ちなみに、当サイトの世界遺産の名称は日本ユネスコ協会連盟に準じた表記をしているため、「カトマンズの谷」と表記しているが、ユネスコの正式名は “Kathmandu Valley” であり、この “Valley” には「谷」という意味の他に「盆地」という意味がある。 実際カトマンズは盆地であり、谷ではないことから、日本ユネスコ協会連盟の日本語訳は間違いであることを明記しておく。