ハンザ同盟都市リューベック （ドイツ）

リューベックはドイツ北部、シュレスビヒホルシュタイン州の港湾都市。バルト海にそそぐトラーベ川河畔にある。
旧市街をとりまく運河が、旧市街と近郊の工業地域を分けている。
今もドイツ有数の中世ゴシック建築がいくつか残る旧市街は、第2次世界大戦の激しい爆撃で破壊されたが、後に復興。 ホルシュタイン門(1477年建築)は古い市街の城壁の名残で、2つの大きな塔をもつ。 ロマネスク様式の大聖堂(1173〜1477年建築)は、1477年に有名な彫刻家ノートケによってつくられた巨大なキリスト像で名高い。
またゴシック様式の聖マリア教会(1250〜1330年建築)では、ブクステフーデが1668年から亡くなる1707年までオルガニストを勤めたが、17世紀にハンザ同盟が崩壊すると港の活気は衰えていくことになる。