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フィレンツェ歴史地区

  1982年登録 / 文化遺産

フィレンツェは、イタリア中部、トスカーナ平野のほぼ中央に位置するトスカーナ州の州都。フィレンツェは紀元前2世紀初頭、ローマから北へ通じるフラミニア街道とアルノ川の交差する場所に出来た集落に始まり、エトルリア人が住んでいたこの町をラテン語で「花の女神」を意味するフローラの名前ををとってフロレンティア(花の都)と名づけたのはシーザーの時代のローマ人である。

ゴシック様式、ルネサンス様式の建物、美術館、博物館、庭園は世界的に有名で、町全体が美術館のような街並みを今にとどめる中世の古都 フィレンツェ。
大聖堂の脇に立つ14世紀の鐘塔には見事な浮彫が施され、イタリアで最も美しい塔と言われ、大聖堂(ドゥオモ)の正面にあるサン・ジョバンニ洗礼堂は11〜15世紀に建設されたロマネスク建築。この洗礼堂で最も有名なのは東扉で、金細工師ギベルティが旧約聖書中の場面「天国の門」を透視図法を使った浮彫で表現している。

フィレンツェの象徴であるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂は1296年、建築家アルノルフォ・ディ・カンビオによって着工。その後、多少の設計変更をしながら1461年にフィリポ・ブルネレスキの設計でドーム(丸屋根)が完成。ピンクやグリーンの大理石だ飾られた見事な彫刻が施された正面ファサードも芸術的。

また、フィレンツェ南東部のサンタ・クローチェ広場に面してたつサンタ・クローチェ教会は13〜14世紀につくられたフランシスコ会の教会で、ミケランジェロ、ダンテ、マキアベリ、ロッシーニなど著名な人物の墓があることでも知られ、メディチ家の代々が集めた膨大な美術コレクションが収められたウフィツィ美術館、その他、中世から現在に至るまでフィレンツェ市庁舎であり続けるヴェッキオ宮殿などが、当時のフィレンツェ共和国時代の繁栄を今に伝えている。

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