古都グアナフアトとその銀鉱群

  1988年登録 / 文化遺産

グアナファトは、メキシコシティーから北西370kmのところに位置し、標高は海抜1996m。メキシコでも豊かな銀山に恵まれ、スペイン植民地時代のコロニアル建築で名高く、歴史的な市街地と近辺の銀山はユネスコ世界遺産に登録されている。

グアナファトという地名は先住民族のタラスカ族の言葉「カエルのいるところ」が語源であり、もともと岩だらけの地域であった。
しかし16世紀にスペインが占領し、銀山が発見されると巨万の富をかかえた町に発展する。

歴史的名所は黄金に輝くキリスト教の大聖堂、メキシコ独立戦争が始まった革命の地、メキシコ独立戦争の英雄ピピラ像などがある。

また、毎年10月にはメキシコ最大の芸術祭「国際セルバンテス祭」があり、グアナフアト州政府から世界数十カ国のアーティストが招待され、大勢の人で賑わう。