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パリのセーヌ河岸

  1991年登録 / 文化遺産

セーヌ河は可航水路として重要な河川であり、同国の政治・経済・文化の中心地であるパリと、ルアーブルなど下流部の諸都市を結び、経済の大動脈を形成している。
ルアーブルとオンフルールの間は、幅約10kmの入江となっており、川の全長は約776km。流域面積は7万7700kuにおよぶ。河口から563kmのバール・シュル・セーヌまでは、底の平らな船が航行できる。外洋船が航行できるのは河口から約121kmのルーアンまで。

世界遺産に登録されている箇所は、シュリー橋からイエナ橋までのおよそ8kmほど。これには、中州であるシテ島とサン・ルイ島、および区域内に架かる橋も含まれる。

具体的には、セーヌ右岸では、マレ地区(16世紀から17世紀にかけて王侯貴族の豪華な館が建てられた地区)、パリ市庁舎、ルーブル宮殿(現在のルーブル美術館)、カルーゼルの凱旋門 、チュイルリー庭園(かつての宮殿跡地)、コンコルド広場(フランス革命の際、断頭台によってルイ16世やマリー・アントワネットの処刑が行われた広場)、マドレーヌ教会)、シャンゼリゼ通り、グラン・パレ、プティ・パレ、シャイヨー宮など。

セーヌ左岸では、オルセー美術館、ブルボン宮殿(18世紀建造の現 国民議会の議事堂)、アンヴァリッド(旧傷病兵の療養所。ナポレオンの墓所でもある)、シャン・ド・マルス公園、陸軍士官学校、エッフェル塔(フランス革命100周年を記念して建てられた)などがある。

シテ島では、ノートル・ダム大聖堂が世界に名高い。ガイドブックなどでは“寺院”との表記をされることが多々あるが、正しくは大聖堂である。1163年に着工され、1250年に大部分が完成。西正面は古典的なフランス・ゴシック様式で、3つの扉口は豪華な彫刻で装飾されている。中央扉口の彫刻は「最後の審判」をモティーフにしており、南北にはしる袖廊の正面は13世紀後半の作である。2つの正面にはバー・トレーサリー(ステンド・グラスの枠組みを支える石の透かし細工)が、バラ窓と呼ばれる円形のステンド・グラスを支えている。

この他、パレ・ド・ジュスティス(現 裁判所。ルイ9世の時代は王宮として使われた)、サント・シャペル(王室礼拝堂。ステンドグラスの美しさで有名。)、コンシェルジュリー(マリー・アントワネットが収監されていた独房が残る牢獄跡)、サン・ルイ島、ポンヌフ(パリのセーヌ川にかかる橋のなかで現存最古)、アレクサンドル3世橋(パリの橋の中で最も美しいとも評される橋)、また、歩行者専用の橋 ポン・デ・ザールからの景観は素晴らしく、後方にパリ発祥の地であるシテ島が一望できる。