イスファハンのイマーム広場

  1979年登録 / 文化遺産

サファヴィー朝(1501-1736年)ペルシアの首都に定められ発展。
イスファハンは、建造物の荘厳さや公共庭園の美しさによって古くから有名である。

1598年イランのシャーアッバース1世がイスファハーンを首都としたときから本格的な繁栄がはじまった。アッバース1世の庇護のもとに成長のピークをむかえ、商業と文化の中心地となり、すぐれた建造物を数多くのこした。
当時の人口は50万人と推定され、1722年にアフガン人の侵略を許した後は首都をシーラーズに移動した。

1729年にアフガン人は追放されたが、街がその痛手から復興するには19世紀末までかかった。
多くの庭園やモスクなどの建物は今では崩れさっているが、代表的なものはユネスコの援助で保存・修復をおこなっている。

中心部には、17世紀にたてられたシャー・モスクとして知られる王のモスクがある。色付きのタイルで装飾され、典型的なペルシャ様式の建物はひときわ目立つ。王のモスクは大きな長方形の庭園の中にあり、その周囲ではバザール(市場)がひらかれている。