ベルン旧市街

  1983年登録 / 文化遺産

ベルンはスイス連邦の首都、ベルン州の州都。チューリッヒ、バーゼル、ジュネーヴに次ぐ4番目の規模の都市である。 深く湾曲したアーレ川がつくる丘陵に位置し、古い砦が遊歩道にかわり、周囲をアルプスの山々に囲まれた景色はとても美しい。

ベルンは1191年、ツェーリンゲン公ベルヒトルト5世が軍事的要塞として築かれた。町の名称はベルヒトルト5世を殺した熊に因んで名づけられ、クマの図案が市の紋章になっている。

1218年には神聖ローマ帝国の自由都市となって積極的に領土を広げ、1353年にスイス盟約者団に加入。その指導的な立場を示した。
1798年、フランス革命軍の侵略で貴族体制はくずれ、教会の力は制限された。

ベルン旧市街には15世紀初頭の市庁舎、1421〜1598年に完成したゴシック様式の大聖堂、16世紀から保存されている熊の濠(ほり)、連邦議事堂がある。ベルン大学は1834年に創立された。

また、スイス人画家クレーのコレクションで有名なベルン美術館、歴史博物館、自然史博物館、アルプス博物館などもある。

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