カナディアン・ロッキー山脈自然公園群

  1984年登録 / 自然遺産

カナディアン・ロッキーはアルバータ州南西部から始まる比較的幅の狭い山脈で、ブリティッシュコロンビア州北東部のリアード川に至る。
山脈は比較的新しく、白亜紀後期から第三紀にかけて、海の底に推積してできた水成岩が地殻変動で押し上げられた後に氷河期を迎え、その氷河が何万年もの月日をかけて岩を削り形成されている。地質的には様々な構造をもち、急峻な山があるかと思えば平坦な高原も広がる。

カナディアン・ロッキーは、ジャスパー国立公園、バンフ国立公園、ヨーホー国立公園、クートネイ国立公園の4つの大きな国立公園からなっており、高峰としてはロブソン山(3954m)、コロンビア山(3747m)、ツインズ山(3734m)といった山々が連なっている。

降水量は冬季に多い。カナディアン・ロッキーは全体的に針葉樹などの森林が広がっており、紅葉にはならない。

山麓では草地が主となり、高地は高山植物帯で、山頂部は植生が少なく、万年雪や氷河をもつ山もある。

カナディアン・ロッキーの観光の拠点はいくつかあるが、最も規模が大きな町となるのがバンフである。宿泊施設やレストラン、お土産店などが多く集まり、夏はハイキング、冬はスキー客で賑わいをみせる。

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