コナーラクの太陽神寺院

  1984年登録 / 文化遺産

インド洋北部、ベンガル湾のピュリ近郊に位置し、コナーラクとは「太陽のあるところ」を意味する。

スーリヤ寺院(太陽神寺院)は、太陽神を祀るヒンドゥー教寺院として、13世紀に建てられた。ちなみに、スーリヤとは、インド神話に伝わる太陽神。
スーリヤは7頭立ての馬車に乗って、日々、東の空から西の空へ駆けるのだと信じられてきた。

性的な彫刻でも知られるスーリヤ寺院は、太陽神スーリヤを祭っており、動物像や女性像、ミトゥナ(性的結合を意味する男女像)でよく知られている。

リグ・ベーダの神話に登場する太陽神スーリヤは、目もくらむほど眩しい姿のせいで、見ることに耐え切れなくなった妻に逃げられたという神話が残る。