フランス人の宣教師ピニョー(1741〜1799)の保護を受けたザロン帝が1802年にベトナムを統一。ベトナム最後の王朝・グエン朝(1802〜1945)を建て、首都として築かれた古都である。
そのため、中国の伝統様式の建築様式が基礎となっているが、フランスの建築様式及びベトナム伝統建築が組み入れられているなど大変興味深い建築物である。
ベトナム戦争によって完全に破壊された建物も多いが、太和殿など数多くの建築物が再建又は修復されており、当時の繁栄を今に伝えている。
写真は皇城の正門となる午門(ごもん)。 鳳凰が翼を広げ、舞い降りた姿をイメージしたデザインになっており、正午にこの門の真上に太陽が来ることから、この名前がつけられた。
王宮正門には3つの入口があるが、そのうち中央は皇帝専用となっている。
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