「ガリアのローマ」と呼ばれるアルルには、ローマ帝国属州時代の遺跡やロマネスクの宗教建築が数多く残されている。
約2万6000人の観客を収容できるローマ劇場や、ローヌ川からひきあげられ、現在は共和国広場にたつローマ時代のオベリスクは有名。ローマ時代の円形劇場跡は1世紀ごろの建設とされ、戦車競走や剣闘士の試合がおこなわれた。
ルーブル美術館に展示されているビーナス像など多くの美術品は、ここで発見されている。
他に4世紀のローマ皇帝コンスタンティヌス1世の宮殿や、サン・トロフィム教会も素晴らしい。7世紀に建設されたサン・トロフィム教会は改修を繰り返したが、ファサードや内庭回廊はプロバンス地方のロマネスク様式の傑作として知られる。
また、旧市街をかこむ城壁の一部はローマ時代につくられたものである。 オランダの画家ゴッホはアルルで精力的に絵をかき、1888〜89年に200以上の絵画を完成させた。
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