万里の長城

  1987年登録 / 文化遺産

万里の長城は人間の手による構造物としては世界で最も長く、その総延長は8851.8キロにおよぶ。
秦の始皇帝の命で城壁の大部分が建造され、土と石、レンガでできた大城壁は北方からの外敵による侵入を防いだ。

北京市北西の八達嶺付近での規模は高さ9m、幅4.5m、基部9m。
古代から中国の農民は北方の騎馬民族の侵入・略奪にあって苦しんでいたため、馬で飛び越えられない高い壁を長距離にわたって築く試みが戦国時代からはじまった。 以後、距離・位置の変動を繰り返しながらも、歴代の王朝は長城の維持につとめてきた。

現在の万里の長城は地図上の総距離が約2700km。 上記写真は八達嶺。

部分的に二重三重に築かれていることから、総延長はその2倍近くに達している。

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