ヴィッラ・アドリアーナは、ローマの東約30kmにある丘陵にあるティヴォリに位置し、古代ローマ時代から上流階級の保養地であったことで知られる。
ヴィッラ・アドリアーナを建設したのは時のローマ皇帝 ハドリアヌス帝(117〜138年)であるが、ハドリアヌス帝は広大なローマ帝国の属州を隅々まで旅し、紀元118年、旅の中で気に入った風景を再現した別荘の建築を始めたのである。 完成は紀元134年と言われる。
しかし、ハドリアヌスがこの世を去った後、次第に忘れ去られ、廃墟となる。
イタリア統一後、本格的に発掘が進められたため、発掘作業が始まってから日が浅く、現在も修復作業が進められている。
その敷地面積は1.2平方キロメートルに及び、観光には主な名所・見所を急ぎ足で回っても3時間、出来ることなら半日必要。
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